RECRUIT 就職・進路

進学・就職先

企業等琉球新報、沖縄タイムス、沖縄銀行、東京海上日動、東通、豊見城中央病院、ANA、沖縄ツーリスト、H.I.S、JTB、
エアー沖縄、ソニー、イオン琉球、御菓子御殿、トヨタカローラ沖縄、サンエー、スズキ自販沖縄、メガネ一番 など
公務員入国管理局、那覇市役所、日本銀行那覇支店、
県人材育成センター、沖縄県労働金庫
大学院
進学
琉球大学、東京大学、大阪大学、一橋大学、
早稲田大学、東北大学、九州大学
教員日本語教師、高校教員、中学校教員

取得できる資格

  • 中学校教諭一種免許状(国語)
  • 高等学校共有一種免許状(国語)
  • 博物館学芸員

卒業生の声

M.Kさん


JAL スカイエアポート沖縄
2019年度卒

 私は、JALスカイエアポート沖縄の国際線に所属しております。入社時から新型コロナの影響により、那覇空港発着の国際線は未だ1便もない状況の中、今は国内線の業務を経て、ご縁がありレクサス那覇に出向しております。
 就職活動の際は2つの軸を持って行いました。一つ目は、中琉関係史を学んでいることや、10ヶ月間の韓国留学をきっかけに、琉球の魅力をもっと世界に発信したいと思ったことです。もう一つは、アルバイトでのホテルスタッフの経験を通し、接客業に就き、おもてなしで人を幸せにしたいと思ったことです。
 業務内容は、チェックインや搭乗口、ラウンジ、到着業務など多岐に渡ります。初めは、お客さまの大切な命をお守りするという保安要員としての責任の大きさに戸惑いました。しかし、その中でもお客さまが沖縄をエンジョイされている姿を見ると仕事のやりがいを感じます。2年目からは人財育成グループになり、国際線が復活した際は、すぐに世界からお客さまをお出迎えができるよう、スタッフのスキル維持に取り組んでいます。
 琉球アジア文化学科での学びは、学芸員や教師はもちろん、私のような接客業など様々な業種で活かされると思います。どの職業においても、何を学んだのかでは無く、どのように学んできたのかが大切だと思います。是非琉球アジア文化学科で有意義な学生生活を送ってください!

H.Mさん


博士後期課程進学
2018年度卒

 琉球アジア文化学科では、琉球・アジア地域の文学、言語、歴史・民俗について多くのことを学びました。それぞれが琉球(沖縄)や中国、日本など、様々な国や地域の関わり合いの上に形作られており、その関係を捉えることはとても重要なことでした。日々の講義を通して、文学、言語、歴史・民俗について学んでいき、その中で自身の研究課題を見つけ、論文として自身の考えを形にしました。また、講義だけでなく、先生方、先輩、同級生、後輩とともに議論をすることで、同じ物事に対して様々な視点から考えを深めていくことができました。

 現在は琉球アジア文化学科で行ってきた研究をさらに深めるために、博士課程に進学し、日々の研究に取り組んでいます。博士課程での研究においても、自身の研究課題がどのような国や地域、人々などの関わり合いの中で成り立っているのかに注目し、研究を進めています。

 琉球・アジア地域を中心とした文学、言語、歴史・民俗について学ぶには、琉球アジア文化学科が最適だと思います。

K.Tさん


県内県立学校教諭
2016年度卒

 琉球アジア文化学科(以下:琉アジ)では琉球語ゼミに所属していました。学生時代は、沖縄本島内、離島各地へ方言調査に出かけたり、調査票を作ったり、聞き取った音声データを分析、議論していました。専門科目の他に、教職課程も履修し、中高国語の教員免許を取得しました。教育学部ではなく、琉アジを選んだのは、教科の専門性を高めたいと思ったからです。もちろん、どちらでも教師としての基礎的学力は養われると思います。
 琉アジで学んだことは、教育現場で国語を教える際の基礎です。生徒たちが疑問に思っている古典文法や古典常識、評論文で扱われているテーマの背景、文学作品の社会的意義など教科書では拾いきれない部分で琉アジでの学びがいきています。伝統文化(組踊、方言など)を扱うこともあり、まさに琉アジでの学びを基に授業を組み立てています。また、教材に対して様々なアプローチを粘り強く考える姿勢も、大学時代の研究の経験で培われたと思います。
 知識はもちろん、フィールドワークや研究を通して、コミュニケーション能力や忍耐力、継続力など、社会人として必要とされる資質・能力、人間性は大学時代に身につけることが出来たと思います。
 進路先を決めることは簡単では無いと思いますが、学問と向き合うことは一生を通じて貴重な財産になります。琉球・アジアの文化に興味がある、琉アジで学んでみたいという受験生にとってこの文章が参考になると幸いです。