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教育

卒業論文発表会が開催されました

2024年度琉球アジア文化学科卒業論文発表会が2025年2月6日に開催されました。3つのプログラムあわせて37名の卒業論文の発表と質疑応答が行われました。

●歴史民俗学プログラム(14名)

「清代福州琉球館の様相―福州市井と結びつけて―」

「首里路次楽の変遷と再現及び地域との関わり―首里高校吹奏楽部を中心に―」 

「沖縄における守墓神信仰の容態―市町村史の記述を中心に―」 

「豚脂の添加にみる沖縄食文化の知恵―食生活の変化と沖縄家庭料理への影響から―」 

「現代沖縄における菓子文化形成―レモンケーキを中心に―」 

「壺屋通りから見るモノづくりの現代的な意味―壺屋の抱瓶を事例にー」 

「14~16世紀半ばにおける朝鮮人被虜人・漂着民からみる朝琉関係―『朝鮮王朝実録』を中心に―」 

「第二次世界大戦時八重山から台湾への疎開」 

「物語られる”社会規範”―祖母の語りから―」

「米軍基地周辺地域の「祈り」の現在―北谷町砂辺を事例に―」

「文化・社会的要素が織り成す知花花織の再興と地域社会」  

「航海安全祈願における聞得大君の存在・捉え方の検討「祭司者」と「代理」の観点から 」

「近世琉球における贈答関係とその役割 ―『御三代伊江親方日々記』より物品贈答の分析及び考察― 」

「朝鮮前期における「偽使」の再検討と琉球 ―貿易の側面に焦点を当てて― 」

●言語学プログラム(8名)

「日本、台湾、中国大陸におけるコミュニケーションスタイルの比較研究」

「中国語におけるセミコロンの使われ方について」

「米津玄師の歌詞における構文的特徴 ―アンチコロケーションを中心に―」

「長音表記が持つ機能の研究 ―音声的・意味的側面から―」

「小説における文章の切れ目についての言語学的研究」

「中国語における外来語地名の漢字表記について ―アニメの地名を中心に―」

「中国語学習における他言語の影響と学習効率化のためのアプローチ―日・英からの言語転移に着眼して―」

「台湾における「新住民言語教育」を取り巻く社会構造分析」

●文学プログラム(15名)

「金鶴泳『凍える口』論 ―身体に現象する<在日>とコンパッションへの問いかけ―」

「『ミカンの味』論」

「「万徳幽霊奇譚」論―「うすのろ」の語りと抵抗」

「カクテルパーティー」―「お前」とアメリカ―」

「『刺青論』─谷崎美学にみえる危険性をめぐって─」

「『浮雲』からみる近代化」

「金城哲夫の『吉屋チルー物語』におけるキャラクターと物語の展開―平敷屋朝敏の『苔の下』と比較して―」

「『とりかへばや物語』論」

「『小野篁集』論―実在の小野篁と第一部・第二部の分析―」

「『源氏物語』論—物語にみる〈男社会〉と〈女社会〉-」

「映画『ヘザース/ベロニカの熱い日』論─青春至上主義を否定する意義─」

「中国古典詩における⾝分やジェンダーの象徴とは―六朝時代の作品を中⼼に―」

「『虚空夜叉』論―「生き延び」への開かれに向けて」

「「殉死」を遅らせること──大江健三郎『水死』論」

「湊かなえ『母性』論」