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舞鶴引揚記念館と交流をしました

2023年3月25日、舞鶴引揚記念館でシベリア抑留体験の歴史を語り継ぐ活動をする舞鶴引揚記念館の「学生語り部」18名が来沖し、本学部の学生と沖縄戦や南西諸島の自衛隊配備拡大について一緒に学びました。

昨年に引き続き、語り部の皆さんは沖縄戦や沖縄の引揚について学びました。交流会では、語り部の皆さんが舞鶴引揚記念館の創設の経緯や語り部活動の取り組みなどを紹介したり、ひめゆり平和祈念資料館に訪れた感想などを共有してくれました。今年は更にバージョンアップして、本学にてワークショップ形式で戦争非体験者が戦争・抑留や引揚体験を語り継ぐ意義や、南西諸島での軍備拡大に関してのディスカッションを行いました。

特に舞鶴は明治時代より海軍基地が設置され、現在は海上自衛隊基地も有しており、観光資源ともなっているとのことです。そういったことから自衛隊に対する感じ方が沖縄の学生とは異なっていました。そのような考えの違いに気づけたことから、共に学ぶということが大事だと感想を述べる学生もいました。

シベリア抑留後に舞鶴港を経て、沖縄に帰郷した元日本兵も1,000人程度いるとのことです。今後もお互いの地域の戦争体験や戦後引揚・復員体験を学び深めていけるよう交流を続けていけたらと思います。

ひめゆり平和祈念資料館にて沖縄戦について学ぶ
身近な事柄から「平和の状態とは」なにか模索していった
「琉球新報」の記事を読んで南西諸島の自衛隊配備拡大について意見を述べ合った

交流会の様子は「琉球新報」のオンライン記事からも読むことができます。

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