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沖縄県軽便鉄道与那原線跡のフィールドワークをしました

「軽便鉄道と私の思い出」聞取り&映像記録の作成プロジェクト 発足

2024年5月11日(土)、中琉関係史研究の講義の一環で、沖縄県軽便鉄道与那原線跡のフィールドワークを行いました。講師として、与那原町立軽便与那原駅舎の学芸員である喜納大作さんをお迎えしました。

喜納さんは、地図や沖縄県軽便鉄道が走っていた頃の写真をお見せながら、当時の町の様子や駅が作られた経緯、開業までの道のりなど軽便鉄道の歴史を話してくださいました。

1914年12月に開通した沖縄県軽便鉄道は、与那原、糸満、嘉手納の3路線で延べ約300万人の沖縄の人々を載せ、人々の生活に寄り添いました。しかし、1945年の沖縄戦で破壊され、未だに復活することなく「幻の鉄道」となっています。

今年2024年は、沖縄県軽便鉄道が開通してから100周年を迎えます。そこで、講義の一環として「軽便鉄道と私の思い出」を語ってくださる方へ聞取り&映像記録を作成するプロジェクトを立ち上げました。「軽便鉄道に乗ったことがあるよ」「家のすぐ前に路線が走っていて、よく車掌さんに手を振ったよ」「学校への通学は軽便鉄道つかっていたよ」など、皆さまから様々な声が聴けることを楽しみにしています。また、ご家族が遺された切符や鉄道との写真などあれば、下記連絡先まで情報をお寄せいただけると大変うれしいです。

・中村春菜(琉球大学人文社会学部琉球アジア文化学科 准教授)harunan@hs.u-ryukyu.ac.jp
・軽便 与那原駅舎 展示資料館【公式】 https://twitter.com/keibin_yonabaru