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方言調査@琉球語学野外調査Ⅰ(當山奈那/専門:琉球語学)
5月2日(月)と5月9日(月)、琉球語学野外調査Ⅰ(担当:當山奈那)の授業の一環で方言調査を行いました。4月の講義では、座学で調査の手法を取り扱いました。その内容をもとに、今回は那覇方言の話者をお招きして調査を行いました。
話者の方が話す那覇方言を、国際音声表記(IPA)で書き取る練習をしました。発音や文法の解説を適宜、教員が行いました。受講生に方言を使って質問してもらうなどのアクティビティも取り入れました。
受講生からのコメントを一部紹介します。
- 話者さんから聞いた方言をIPAで書きとめる作業に苦戦した。
- 喉頭音と非喉頭音のちがいが難しい。
- 沖縄の人たちはただ挨拶をするだけでなく、「どこ行くの」「元気か?」と言って、細かいコミュニケーションを積極的に取っている話が面白かった。
- (話者が)自分のお母さんの昔の話を聞いた時に知らなかったというと、「聞かないからさ」と言われた、ということを仰っていたのが印象的で、歴史や言語だけでなく、ちょっとした日常の生活や慣習なども、積極的に会話の中で聞きだして書き留めていくことの必要性を感じた。
- 「~しそう」という様態の用法が琉球語にあるのかが気になった。